お前らは強かった。
唯少し俺らが強かっただけ。
でも本当は…お前が一番強いんじゃ…
俺なんかよりずっと。









目に映る君









俺があいつを見たのはホント偶然だった。
試合後俺は試合の席を外した、その時偶々大石と菊丸を見たのだ。
「惜しかったねぇ…、でも俺ら頑張ったよ」
笑顔で言う菊丸。
「そうだな。きっと、あいつ等ならやってくれる。」
頷く大石。
別に何とも思わなかった。

「それじゃぁ俺は行くけど…英二はどうする?」
「俺は今からちょっとトイレ〜」
と手を振り大石を見送ると先程までの元気がなくなりしゅんとして俯いたのだ
「…もうちっと俺が強かったら・・乾とか、不二とかおチビが楽だったのにな…」
小さく聞こえた、頼りない声。別に普通ならなんとも思わない。
けど、今回だけは何かが引っかかった。
目が離せなかった。

(どうしたんじゃ…わからん…)
自分でもわからず思わず首を傾げる。
「…仁王君?どうしたんですかこんな所で。柳君が頑張ってるんですからこんな所でボサッとしてないで早く戻った方がいいんじゃないですか?」
「相変わらず言いたい事言うのぉ…」
苦笑を浮かべながら仁王はコートへと戻っていった。
が、その後も英二のコトが頭から離れなかった。










次見たときには笑いながら仲間を応援していた。
さっきの涙など誰にもわからないくらいに。
その時、強いと思った。誰よりも優しく、心が強い奴なんだと。
今度は、試合など関係無しに会いたいと思った。
会って話してみたい、と。




結局俺らは負けた。
悔しかった。初めての負けだったのだ。
常勝立海―この言葉が大きく圧し掛かる。
しかし、あいつの悔しさはどんなものだったんじゃ?
俺らが味わっているこの悔しさと同等?
それとも…もっと悔しかったんか?














後書きと言う名の言い訳

仁王一人語り?
良く分からないけれどとりあえず仁王君の片思い話v
この続きも何となく書きたいけれど…面倒じゃ…(ぇ
ぁ、続く可能性もありってコトで☆
でも今回柳生を出せたのが何となく嬉しいです(意味不
寧ろ大石が出てきたのも自分が成長した証かと…
えぇ、勿論大石クンそんなに好きじゃありませんでしたよ。
でも今は何となく好きになれた気がしてるんですよ。
まぁ成長できたと思う事はいい事ですよね…













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